もぐぶろぐ

本を読んだり、読まれたりしたことなどまとめます。あと地域・時事ネタもたまに。

偉人の最後の瞬間――偉人たちのあんまりな死に方

ツタンカーメンガリレオ、ナポレオン等。


知っているようで知らなかった死因が、時代背景と共に紹介されています。


特に当時最先端の医療でも、今からしたらかなり野蛮なものだったり……。

 

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偉人とはいえ、死に直面した人々の紹介なので、なかなか息苦しい内容かと思っていましたが、ユーモラスな文体で書かれているので、その辺は苦なく読めました。

 

内容について特に驚きだったのは、ジョージワシントン(初代アメリカ大統領)時代でも、酷い医療体制だったということ。


瀉血(しゃけつ)を繰り返し、ひからびて亡くなる等、とんでもないなぁ、と思いながら読み進めました。


しかしながら、今の医療にしても、何十年、何百年後には同様に野蛮だなぁ、とか、効果なんて無いのに、なんて思われてしまうものなんでしょうかね。

 

けれど、どの時代の医療に携わる者でも、別にふざけてとか、遊んでいるわけじゃなく、真剣に患者を治そうと奮闘しているんだな、とも読んでいて思えました。

 

そういう意思の積み重ねもまた、次の世代の医療の発展に繋がるのでしょうね。